派遣社員としてある程度長い期間働いていると考えることの多い時給交渉。
「派遣社員は時給が上がらない」「時給を上げる方法が分からない」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、派遣社員の時給交渉について体験談をもとにご紹介します。
時給交渉のタイミングや、交渉するときのアピールポイントについてもまとめているので参考になれば嬉しいです。
派遣社員でも時給交渉は可能
「派遣社員は時給が上がらない」というのをよく耳にしますが、実際には派遣社員でも時給交渉を行うことは可能です。
時給交渉は派遣先企業ではなく、派遣会社の担当者に行います。
私も実際に、派遣会社の担当者に時給交渉を行いました!
私の時給交渉時の状況は以下の通りです。
- 派遣期間は9カ月半程度(3ヶ月ごとに更新)
- 職種は営業アシスタント
- 遅刻早退なし、急な欠勤もなく通常業務は問題なくこなしている
- 一部の人しかできない業務を行っている
- 新たな業務を追加で行うことになった
- 派遣先企業からの評価が良いとフィードバックを受けている
半月~1ヶ月ほど時給交渉をしようかどうか考え、実際に行動に移すことを決めました。
派遣社員の場合、自分から時給交渉を行わない限り時給が上がらないことがほとんどです。
時給を上げたいと思っている場合は、自ら時給交渉を行う必要があります。
【体験談】時給交渉前にやるべきこと
ここからは、時給交渉に関する体験談をご紹介します。
以下が時給交渉前に行ったこと(考えたこと)3つです。
①時給交渉をする理由を考える
まずはじめに、自分自身がなぜ時給交渉をしようと思ったのか、時給交渉の明確な理由を考えることにしました。
時給交渉をする一番の理由は、「仕事に対するモチベーションを維持するために、見合った報酬をしっかりいただきたい」ということです。
日々働く中で、「私はこれだけやっているのに…」「ここまで私がやる必要性はあるのだろうか…」という気持ちが芽生えてしまったことがきっかけでした。
仕事の内容や業務量に納得感を持って働くため、時給交渉をすることに決めました。
②時給交渉をする上でアピールできることを考える
私は業務経験者として入社し、通常よりも短期間の研修を経て通常業務を行っています。
1ヶ月もせずに完全に独り立ち、過去の経験から教わらずともできる業務も多かったため、チーム内で一部の人しか行わない業務も自然と任されるようになりました。
また、最近になって新たな業務を任されることが決定。
業務量は目に見えて増えています。
派遣会社の担当者に時給交渉をする上で、私は以下の2つをアピールポイントとして訴えることにしました。
- 一部の人しかできない業務を行っていること
- 新たな業務を任され、業務量が増えたこと
時給交渉をする際は「ただ時給を上げてほしい」ではなく、アピールポイントを伝えることで派遣会社の担当者にも納得感を持ってもらうことができます。
派遣会社の担当者は派遣先企業に時給交渉を行うことになるため、交渉を行う材料が必要だからです。
日々の業務態度・普段の業務を通してスキルアップしたことなど、アピールポイントをできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
③時給交渉するタイミングについて考える
派遣社員が時給交渉を行う上で、気になるのが時給交渉を行うタイミング。
ネットなどで情報を探しているとよく「時給交渉は1年以上経ってから」といったワードを見かけますが、必ずしも1年以上経過している必要はありません。
実際に私も、9カ月半程度のタイミングで時給交渉を行いました!
まだ研修期間を終えていない場合など早すぎるタイミングでの時給交渉は禁物ですが、時給交渉を行う理由やアピールポイントを明確に伝えることのできるタイミングであれば、十分時給交渉は可能です。
オフィス・クリエイティブ系に強い!
大手優良企業やマスコミ関連、
高時給・短期求人も掲載★
【体験談】時給交渉当日の流れ(面談時)
次に、時給交渉の当日の流れについてご紹介します。
①普段の面談通り、現状の確認や雑談をする
まずは普段の面談通り、簡単な現状確認や雑談をします。
時給交渉をするからといって普段の段取りは飛ばさず、いつも通りがおすすめ。
業務の中で感じる不安や気になっていることを相談できる場なので、派遣会社の担当者との面談は身構えずリラックスして臨めるよう心掛けています。
②時給交渉について切り出す
面談時「何か話しておきたいことや気になっていることはありますか?」といった質問いただけたので、そのタイミングで時給交渉について切り出しました。
ご相談なのですが、時給を上げていただくことは可能でしょうか?
私の切り出し方は、こんな感じでした。
時給を上げたい理由・アピールポイントを続けてお伝えしたところ、派遣会社の担当者にも納得感を持っていただき、難色を示されることもなく「時給交渉をしてみましょう」と言っていただけました。
③時給交渉についての具体的な質問に答える
派遣先企業との時給交渉を進めていくにあたって、派遣会社の担当者から以下のような質問を受けました。
- 増えた業務の具体的な内容を教えてください
- 希望の時給UP額はありますか
- 時給UPが叶わなかった場合、契約更新を希望しますか
質問を受けて、より詳しい業務内容・希望の時給UP額をお伝えしました。
時給UP額は、どれくらいアップすれば納得感を持って業務を行えるのか、生活費にどれくらい必要なのかをベースに常識の範囲内で希望金額を決めておきましょう。
実際に一度の時給交渉でUPする金額は、10円~100円未満という人が多いようです。
時給UPが叶わなかった場合「契約更新をしない」「別の派遣先を探す」または「契約更新を検討する」など、既に意思が固まっている場合はその旨も伝えておくのがおすすめです。
【体験談】時給交渉の結果は?
時給交渉をした結果、次回契約更新時から時給UPが決定しました!
交渉して良かった~!!
派遣先への交渉が難航したようなのですが、派遣会社の営業担当さんが頑張ってくれました。
UP額はわずかですが、時給交渉をして改めて良かったと思いました。
まとめ
今回は、派遣社員の時給交渉におけるタイミングやアピールポイントについて、体験談をもとにご紹介しました。
派遣社員であっても時給交渉は可能ですし、時給交渉をしたことで時給UPを実現した先輩派遣社員さんがいます。
時給などのお金に関わる相談って、積極的にはしずらいですよね。
ただ、派遣社員の場合、時給交渉せずに自動的に時給が上がっていくということほぼありません。
時給交渉をする際は、時給交渉をする理由やアピールポイントを事前に考えておくのがおすすめ。
派遣社員で時給交渉を考えている人の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント