派遣会社の求人にエントリーすると必ず行われる社内選考。
今回は派遣の社内選考について、選考にどれくらいの期間がかかるのか、エントリーから選考通過までどのような流れで進むのかをまとめてみました。
複数の派遣会社で、社内選考を受けてきました。
派遣の社内選考について詳しく知りたい!という人の参考になれば嬉しいです。
派遣の社内選考とは?
派遣の社内選考とは、派遣会社から紹介された企業、あるいは就業を希望する企業にエントリーした際、該当の派遣労働者が企業に紹介することができる人材であるかを判断するフローのことです。
派遣会社は、派遣会社登録時の初回面談・お仕事紹介時のコーディネーターによるヒアリングによって、派遣労働希望者の情報を収集しています。
経験・スキル・性別・年齢・コミュニケーション能力・過去の就業先でのトラブルなどの情報から総合的に判断し、社内選考に進むことができる人材を選定します。
一般的に、社内選考に進むか否かをコーディネーターが判断し、実際に企業への紹介を進めるかは企業営業担当が判断しています。
社内選考にかかる期間
社内選考にかかる期間は、おおよそ2~3営業日です。
社内選考の結果についてはコーディネーターや企業営業担当からの電話・メールや、派遣会社サイトにあるマイページ上で確認することができます。
3営業日を過ぎても結果通知が届かない場合、社内選考に通らなかった可能性が高いですが、稀に社内選考に時間を要している可能性も考えられます。
中々結果連絡がなく早めに確認したい場合は、コーディネーターや企業営業担当に自分から確認を取ってみると良いでしょう。
筆者は複数の派遣会社に登録し、求職活動を行っていました。
社内選考のルールは派遣会社ごとに異なり、A社は複数企業の社内選考を同時に進めることができましたが、B社は複数企業の同時社内選考が不可となっていました。
B社のルールの場合、1社の社内選考に時間を要してしまうと中々次のステップに進むことができません。
社内選考を通過しなかった場合、またエントリーからやり直し。
派遣会社によって社内選考のルールが異なるため、効率的に就業先を探すには、複数の派遣会社への登録がおすすめです。
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エントリーから社内選考通過まで
派遣会社で就業を希望する企業にエントリーしてから、社内選考を通過するまでの流れをご紹介します。
エントリー
派遣会社に登録したら、就業を希望する求人にエントリーすることからスタートします。
求人情報の提供は派遣会社によって異なりますが、コーディネーターが電話やメールで紹介してくれたり、派遣会社サイトの求人ページより自分で探してエントリーすることも可能です。
大手派遣会社などでは「スペシャルオファー」や「特別オファー」など、派遣労働希望者が求める条件や、経験・スキルに合う求人をピックアップして提供してくれるサービスも実施しています。
通常の求人に比べて社内選考を通過しやすいという噂もありますが、ピックアップされた求人が必ずしも求める条件と合致するわけではありません。
エントリー後のアンマッチを防ぐためにも、しっかりと提供された求人情報を確認してエントリーするかを決めましょう。
コーディネーターからの連絡
求人にエントリーすると、コーディネーターから電話やメールで連絡が入ります。
この連絡では主に、求人内容の詳細や派遣労働希望者の経験・スキルについてのすり合わせを行います。
求人についての不明点を質問したり、派遣先企業の年齢層や職場環境など求人情報には掲載されていない内容を聞くことも可能です。
すり合わせやヒアリングによってコーディネーターが問題ないと判断した派遣労働希望者が、社内選考に進むことができます。
コーディネーターからの連絡では、求人に掲載されている内容+αの情報を共有してもらうことができます。
経験・スキルに関しては、派遣会社側が得ている派遣労働希望者の情報の再度確認や、派遣先企業が使っているツールの使用経験などを問われることが多いです。
派遣先の環境や派遣スタッフの人数、就業後の研修有無など気になる点を確認しておくと不安なく進めることができます。
企業営業担当からの連絡
社内選考中、または社内選考を通過したあと、派遣先企業の営業担当より連絡が入ります。
実際に企業に紹介するか否かは営業担当が判断するため、最終確認のタイミングであることが多いです。
営業担当からのヒアリングはコーディネーターと重複する部分も多いですが、社内選考が通過するか否かの最終判断の場だと考え、丁寧な対応を心がけることをおすすめします。
社内選考を通過すると営業担当と直接やりとりする機会が増えますが、稀に職場見学当日までコーディネーターやアシスタントとのやり取りのみで進むこともあります。
社内選考を通過したら
社内選考通過の連絡を受けたら、派遣先企業への職場見学の日程調整を行います。
事前にコーディネーターなどから職場見学可能日程を聞かれることが多いので、あらかじめ予定を伝えておきましょう。
職場見学は営業担当同行のもと行われます。
職場見学については、以下の記事でも紹介しています。
職場見学は採用面接とは異なりますが、できるだけ事前準備して臨むことをおすすめします。
社内選考の通過率は?
筆者は2社の派遣会社をメインに利用していましたが、A社とB社で社内選考の通過率が大きく異なりました。
A社はスピード感があり、スペシャルオファーからエントリーするとほぼ職場見学まで進むことができた一方、B社はかなりの数エントリーしても職場見学まで進むことができませんでした。
早く就業先を決めたいという気持ちがあったのでA社に絞って求職活動をしようかと考えていたところ、過去の経験・スキルが企業の求める条件に100%合致する求人をB社でたまたま発見。
ためしに応募してみたところ、B社では今まで経験したことがないほどのスピード感で職場見学まで進むことができました。
派遣として就業する場合、即戦力を求める企業は非常に多いです。
企業が求める経験やスキルに合致するほど、社内選考には通りやすいと言えます。
逆に企業への応募資格や歓迎要件に書かれている条件を満たしていない場合、社内選考を通過できない可能性は高くなります。
「社内選考を中々通過できない」という声も耳にしますが、タイミングもありますので諦めずにエントリーし続けることをおすすめします。
営業担当から連絡=選考通過確定?
派遣のお仕事にエントリーした際によく言われる、「営業担当から連絡が来たら選考通過確定」。
確かに、筆者が今まで社内選考を通過した企業はほとんど営業担当から直接連絡が来ましたし、実際に社内選考が通れば直接営業担当とやり取りする機会が増えていきます。
しかし、初回の営業担当からの連絡は社内選考通過前の確認であることが多いので、ないがしろにせず丁寧に対応することが大切。
相手も人間ですから、話していて嫌な印象がある人を紹介したいと思いませんよね。
また、職場見学当日に顔を合わせるまで、営業担当と一切連絡を取らなかったこともあります。
すり合わせや職場見学の日程調整はすべてコーディネーターを介して行いました。
営業担当から連絡がこないからといって、必ずしも社内選考を通過しなかったというわけでもありません。
まとめ
今回は、派遣会社で行われる社内選考についてご紹介しました。
派遣として働く際に必ず通らなければならない社内選考。
自分が持っている経験・スキルが企業の求める条件に合致すればするほど、社内選考は通過しやすくなります。
社内選考に進めることができるか判断するコーディネーターや、企業に紹介するかを判断する営業担当に自分の経験・スキルをアピールしておくことも大切です。
登録している派遣会社が1社の場合、社内選考や職場見学まで進むと、複数企業で同時進行できなくなってしまいます。
できるだけ早く就業先を決めたい、複数の企業から自分に合う就業先を見つけたいという場合は複数の派遣会社への登録がおすすめです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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