【書評】新しい文章力の教室「事前準備」「完読される文章」とは?

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ブログを開設する前、文章の書き方を学びたいと思い手に取った一冊。

当時はさらりとしか目を通さなかった本書を、再読してみました。

今回は、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』をご紹介します。

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目次

文章を書くことに悩みを感じていませんか?

「どうやって書いていけばよいか分からない」

「書き始めても中々進まない」

「自分の文章に納得できない、下手だと感じる」

こんな風に思ったことはありませんか?


筆者は現在ブログを書いていますが、自分が書いた文章に納得できず、公開まで至らなかった記事や削除してしまった記事があります。

内容がまとまらない、思いが伝えられない、全体のバランスやリズムが悪い気がする…理由はさまざまです。

本書は、文章を書くことに対して一度でも悩みを感じたり納得できないと思ったことがある人にぜひ手に取ってほしい一冊です。


文章を書くことには、センスも魔法も必要ない。

本書を読んでポイントを抑えてトレーニングしていくことで、あなたの文章は生まれ変わるかもしれません。

書くための事前準備、完読してもらうための文章の書き方が学べる

文章が書けない理由は、遅い・まとまらない・伝わらないのいずれか、または全てです。

筆者も過去ボツにした記事や文章を思い返してみると、3つのうちいずれか、または全てに当てはまりました。

文章が書けない理由を払拭して、良い文章を書くためには事前準備がとても大切です。

本書では、ナタリーで実際に使われている構造シートと呼ばれるメモを用いた、構造的な作文法を学ぶことができます。


構造シートで基礎固めができたら、次は文章をよりよくしていくためのブラッシュアップの方法です。

自分の文章を読み返したときに注意する点、読者に伝わりやすく丁寧な文章を書く方法など、読者に完読してもらうための文章の書き方が詳しく学べます。

本書は文章の骨格づくりから細かい部分のブラッシュアップという流れで進んでいくので、すでに文章の基礎は仕上がっていて問題ない!という方は、後半の章から読んでも良いかもしれません。

『新しい文章力の教室』の概要

  • 文章を変えることができる事前準備(構造シートの活用)
  • 読み返して修正し、文章を磨いていくための推敲方法
  • 読者の負担を取り除く伝わりやすい文章の書き方
  • 読者に伝わる丁寧な文章の書き方
  • 文章を読んでもらうための工夫や、仕事での文章の使い方

これらのことを具体的な例に沿って詳しく学ぶことができます。

77つのポイントに分かれて解説されているので、既に文章を書くことに慣れているという方にとっても新たな気づきを与えてくれたり、忘れていた大切なことを教えてくれるかもしれません。

本書が提示する良い文章とは完読される文章です。

文章はトレーニングをしていくことでブラッシュアップしていくことができますが、良い文章にはゴールがなく、より良い文章にしていくためには日々努力し続ける必要があります。

『新しい文章力の教室』を読んでみて

ここでは、筆者自身が本書を読む前と読んだあとでどのように考え、そして今後どのように行動していくかをご紹介します。

文章はほとんど自己流で書いていた

作文や読書感想文を書いたこと、国語や現代文の授業で読みものの要点をまとめたこと、大学での卒業論文…

文章に関わる勉強やテストはあっても、文章の書き方について細かく教わったという人は少なくないのではないでしょうか?

現在こうしてブログを書いていますが、筆者も文章についてはほぼ自己流です。

「構成は○○するべき」「キーワードは○○するべき」といったルールは勉強したものの、文章を書くということについては本やネットサイトなど日々触れる文章から自然とインプットして、何となく真似をしたり、自分なりの解釈をして表現したり。

ブログを読んでいただいた方から、「記事が読みやすい」というような嬉しいお言葉をいただくこともあるのですが、自己流でやってきた分、文章を書くことについての基礎的な力が備わっていないなと強く感じています。

なんとなくで文章を書いてしまっているので、自分の文章の書き方をアウトプットすることができません。

文章を書く上で抑えるべき大切なポイントが分かった

本書を手にとって、まず驚いたのが文章を書く上で抑えるべきポイントがとにかくたくさんあること。

「文章の書き方を学ぶ」ということすらイメージしずらく、みんな自己流でやってるんじゃない?と思っていましたが、文章を書いたとき、本書で学んだポイントを意識するだけでまだまだブラッシュアップしていけるということが分かりました。

せっかくブログを書いて世の中に公開しているんだから、できることなら目に留めてくれたユーザーさんに完読してもらいたい。

本書を読んだことで、その思いがより強くなりました。

確認チェックシートを作ってみた

ブログを書いて公開する前の最終チェック時、文章の書き方のポイントが抑えられているかチェックするための確認チェックシートを作ってみました。

「主語と述語がしっかり噛み合っているか?」

「言葉が重複していないか?」

「意味・字面・語呂を意識してブラッシュアップできているか?」

これらの確認項目は、新しい文章の教室で推敲時にチェックするべきポイントとして挙げられています。

このほかにも、文章を書く上で注意する点や意識すべき項目はたくさん。

本書では一度ではとても覚えきれないほどのボリュームで紹介してくれているので、自作のチェックシートで都度文章を確認しながら、完読される文章を目指して執筆を進めていきます。

著者:唐木 元さんのプロフィール

著者の唐木 元(からき げん)さんは、株式会社ナターシャで2015年まで取締役を務めていました。

本書のサブタイトルにも入っている、ポップカルチャー専門のウェブメディア「ナタリー」を運営する会社です。

編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー」「ナタリーストア」を立ち上げており、本書の内容は社内に存在した「唐木ゼミ」と呼ばれる新入社員向けのトレーニングを通して得たことがベースになっています。

唐木さんは株式会社ナターシャの取締役を退任後渡米、音楽大学生活を経てROOTSY名義でミュージシャン活動をされています。

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まとめ

今回は、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』をご紹介しました。

より良い文章を書き、読者に完読してもらうためにはたくさんのポイントがあり、まだまだ自分の文章をブラッシュアップしていかなくてはいけないということを実感しました。


ナタリー式トレーニングはブログ記事やウェブメディア記事に限らず、例えば会社で作成する企画書など、仕事の基本に通じ、応用していくことができます。

文章を書かなければならない状況に置かれ、文章を書くことに対して少しでも苦手意識があった人にはぜひ手にとって欲しい一冊です。

筆者もナタリー式トレーニングを通して、日々文章をブラッシュアップしながら完読される良い文章づくりをしていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

東京在住のアラサー派遣OLブロガー
足元を固めて自由になることを目標にブログや副業を頑張っています!

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