正社員や契約社員、パート・アルバイトなどさまざまな働き方の中の一つである派遣社員。
求人サイトなどで事務のお仕事を探していると、ほとんどの募集が派遣なのでは?と思ってしまうほど、派遣の事務募集は多いんです。
派遣社員はほかの働き方や雇用形態とは異なり、派遣会社に登録することから始まります。
今回は、派遣で事務として働くための、派遣会社に登録してから事務のお仕事が決定するまでの道のりをご紹介します。
登録する派遣会社によっては異なる部分もあるかもしれませんが、実体験をベースにした内容になっているので、派遣で事務のお仕事をしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
今年の夏から派遣社員として事務のお仕事をしています!
私自身が体験した内容をもとに派遣会社登録からお仕事決定までの道のりをご紹介します。
派遣会社の登録からお仕事の決定までの道のりは、下記のような流れで進んでいきます。
それでは、図の内容をそれぞれ詳しくご説明します。
派遣で事務として働く ①派遣会社に登録する
まず、派遣で事務のお仕事を始めるためには派遣会社への登録が必要です。
派遣会社の公式ホームページにアクセスすると、登録や面談予約ができるページがあるので各派遣会社ホームページの指示に従って必要事項を入力していきます。
方法は派遣会社によってさまざまですが、登録後に連絡がきて面談を設定するパターン、あるいは面談予約をすることで登録するパターンが一般的です。
派遣会社の公式ホームページに直接アクセスする以外の方法としては、求人サイト(タウンワーク・バイトル・マイナビバイトなど)から気になる求人に応募するという方法があります。
こちらの方法も求人サイトに掲載されている募集情報を経由しているだけで、最終的には募集情報を掲載している派遣会社に登録することになりますが、「この仕事に応募したい!」というような求人があるよう場合や、たくさんある派遣会社の中でどれが良いのかわからないときは、実際に募集している仕事内容も確認できるので、求人サイトから探す方法もおすすめです。
派遣会社によっては、すでに派遣社員として登録している人の紹介で登録するという方法も!
紹介制度を導入している派遣会社もあるので、知人・友人が派遣社員として働いているという人はチェックしてみると良いかもしれません。
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派遣で事務として働く ②派遣会社との面談&お仕事の紹介を受ける
派遣会社に登録や面談予約、あるいは求人サイトから応募したら日時設定の上、派遣会社と面談を行います。
派遣会社に訪問して直接顔を合わせて面談を実施、あるいは電話面談やWeb会議ツールを利用した面談も実施しています。
派遣会社の面談ではこれまでの経験や経歴、希望の条件(時給や勤務地、残業がOKかNGかなど)のヒアリングを受けることになりますが、あくまでも登録者にどのような企業・お仕事を紹介できるかを確認するために行う面談なので、企業で行われる採用面接などの雰囲気とは異なります。
自己PRや志望動機などを準備する必要はありませんが、事前に自分の過去の経験・経歴や希望する条件をまとめておくと面談がスムーズに進みます。
特に希望の条件はあいまいに伝えてしまうと、希望とは合わないお仕事が紹介されてしまう可能性があるため注意が必要です!
また、過去の経験やスキルなども正直に伝えておいた方がミスマッチをなくすことができます。
感染症対策期間だったこともあり、直接派遣会社には行かず電話面談とWEB面談を経験しました。
面談が終わったら、派遣会社が保有している案件の中からお仕事の紹介をしてもらえます。
筆者は2つの派遣会社に登録していましたが、どちらも3~5社程度の紹介をすぐにいただきました。
面談が終わった後、早ければ当日、遅くても2~3日以内には担当者から電話連絡がきました。
紹介の際は企業名や条件面(時給・勤務時間・勤務地など)、おおまかな仕事内容、特記事項などを教えてもらうことができます。
紹介内容と自分が求める条件を比較して、実際に紹介を受けたいと思った企業を伝えましょう。
電話などで直接連絡をもらい紹介を受けるほかにも、派遣会社によっては公式ホームページの求人ページやマイページ(登録後に閲覧することができるページ)などで募集企業情報を掲載しています。
紹介してくれる企業が少なかったり、条件にマッチした企業がない場合でもWEB上から気になるお仕事にエントリーすることができます。
直接紹介を受けた企業がピンとこなくても、選択肢はたくさんあるので安心してくださいね!
そして、企業の紹介を受けたとき・エントリーしたときの注意点が1つ。
紹介を受けた・エントリーした=お仕事が決定したわけではなく、あくまでも選考の土俵に乗っただけであるという点です。
筆者が登録した派遣会社では、登録者の社内選考を行っていました。
例えば、募集枠が1人の企業に対して、登録者のエントリーが5名であった場合、その5名の中の誰を実際に企業に紹介するか、という選考です。
この選考に落ちてしまうと、次のステップには進めずにお見送りとなってしまいます。
「残念ながらご縁がありませんでした」というような連絡がきても、くよくよせずに次に進みましょう!
このステップを無事通過すると、職場見学の日程調整などの連絡が電話やメールで届きます。
私も「ご縁がありませんでした」と連絡をもらいました。最終的には就業先となる企業が決まって良かったです!
派遣で事務として働く ③紹介を受けた企業に職場見学に行く
派遣会社に登録して面談・お仕事紹介のあとに待っているのは、紹介を受けた企業への職場見学です。
実際に就業する可能性のある企業の担当者の方と初めてお会いすることになる機会なので、ちょっと緊張する場面ではありますね。
職場見学では派遣会社の担当者と最寄り駅などで待ち合わせして、一緒に企業へ訪問します。
筆者は直接企業に訪問し対面形式の職場見学を行いましたが、派遣会社や企業によっては電話やWEB会議ツールを利用した職場見学を実施している可能性もありますので、日程調整の際に詳細を確認しましょう。
派遣会社の担当者とは大体20~30分前に待ち合わせることが多く、職場見学の簡単な事前打ち合わせを行います。
事前打ち合わせでは紹介を受けた際には聞けなかった企業の情報や、就業が決まった場合に配属される部署や営業所の説明、職場見学での流れを説明してくれます。
打ち合わせの時点で不明点がある場合は、しっかりと確認しておくことがおすすめです。
派遣会社側で把握している内容であればすぐに回答してもらえますし、企業に聞く必要がある内容であれば派遣会社の担当者から職場見学の際に確認してくれることもあります。
当日の服装については、訪問する企業によって指定が異なります。
スーツやオフィスカジュアルが多い印象ですが、場合によっては自由な服装で職場見学に行くことができるケースも考えられます。
筆者が指定されたのはオフィスカジュアルだったのですが、オフィスカジュアルの認識は企業によって異なるイメージもあり今までさんざん惑わされてきたので基本スーツスタイルで訪問するようにしています
服装についても日程調整の際に指示してくれるので、指定された服装で訪問すれば安心です!
職場見学は、企業の担当者・派遣会社の担当者・自分の三者で行われます。
通常の採用面接とは異なり、職場見学はあくまでも派遣社員のスキルと派遣先企業の仕事内容がマッチするかを確認する場なので、志望動機や自己PRを求められることは原則ありません。
具体的な仕事内容や仕事の流れ、職場環境などの説明、必要スキルの確認などを行います。
経験やスキルを交えたかんたんな自己紹介と質疑応答の際の質問ができれば十分かなと思います。
派遣先となる企業は派遣社員の雇用主ではなく指揮命令のみを行う立場であるため、面接を通じて派遣社員の選考を行うことや派遣社員を特定するような行為が禁止されています。
そのため面接という名称ではなく職場見学や顔合わせといった名称で、事前に顔を合わせる機会が設けられています。
緊張する場面ではありますが、事前に就業先となり得る企業がどのような環境かがわかる機会でもあるので、職場見学は派遣社員にとってもメリットありです。
私が職場見学で企業に訪問した際は、今までの経験やスキルを交えた簡単な自己紹介と、質疑応答の際に業務内容詳細について1つ質問しました。
職場見学については、以下の記事で詳しく解説しています。
派遣で事務として働く ④お仕事決定!
職場見学が終了したら、あとはお仕事決定の連絡を待つだけ!
職場見学を終えて「この企業で働きたい!」と思ったら、派遣会社の担当さんにその旨を伝えておきましょう。
逆に、自分の希望とマッチしなかったり、環境や雰囲気が合わないと判断した場合はお断りすることをはっきりと伝えておくことが大切です。
職場見学終了から数日で、派遣会社の担当さんから連絡が入ります。
ここまでが、派遣会社登録からお仕事決定までの道のりです。
私の場合、職場見学を終えた翌日にお仕事決定の連絡が入りました!
まとめ
派遣で事務として働くには、まず派遣会社へ登録することから始まります。
その後派遣会社との面談を行い、お仕事の紹介を受け、企業への職場見学を経てお仕事が決定します!
長い道のりのようにも感じますが、筆者は派遣会社登録後1週間ちょっとでお仕事が決定しました。
派遣の働き方はほかの雇用形態とはちょっと異なる部分があるので、初めての人はよくわからないこともあるかもしれませんが、難しいことはありませんのでご安心ください。
派遣で事務のお仕事を始めようと思っている人の参考になれば嬉しいです!
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